マルシェとは、フランス語で“市場”の意味。
新鮮な地元野菜など、日常的に買いたいと思うようなよい品々が並び、
そこが同時に、人々の活気が漂う“交流の場“でもある…
そんなイメージを持ち、自然豊かな長野県川上村の農産物等直売所を「森の駅 マルシェかわかみ」と名付けました。
川上村農産物等直売所「森の駅 マルシェかわかみ」コンセプト
かわかみの野菜はおいしい。かわかみの魅力を伝えたい。
…川上村の姿を外へ発信し、産業の活性化に。
川上村のレタスの生産量は日本一。
”川上レタス”の知名度は高くても、そのおいしさや、レタス以外の農産物のこと、
どんなこだわりを持って育てているかといったことは、消費者にきちんと伝わっているでしょうか。
大勢の人を集めて夏に敢行する高地の大規模農業、そのイメージの下に隠れてしまいがちな生産者の思いが、
「森の駅 マルシェかわかみ」という直売所で人々が交流することで、少しでも伝わればいいと考えます。
また、消費者の感想に直接触れられることは、生産者の意欲を高めることに大きく役立ちます。
「森の駅 マルシェかわかみ」は、都市部のアンテナショップや各地域の産地直売所との連携の窓口となり、
さらには川上村という地域そのものの魅力を伝え、川上村観光の拠点として利用できる場所です。
大自然の中での遊び、おいしいお土産…そうした川上村の魅力を、何度でも楽しんで頂きたいと思います。
女性や高齢の農業者も輝ける場、仕組みを創ろう。
…村民の活躍の場を提供し、地域の活性化に。
川上村は、広大な土地を使った大規模農業を主軸として進んできました。
しかし、それとは別に、女性の農業者や高齢農家、小規模農家が、
やりがいや生きがいを持ってより生き生きと進めるようにしていける場や仕組みも求められています。
「森の駅 マルシェかわかみ」を通じて消費者に直接販売するというやり方によって、
多品目を生産する楽しさや、有益な情報を交換し合い、規格外品の販路を広げて、自分自身で価格や売り方を
決めるといった新たな面白みを農業者が感じられるのではないでしょうか。
また、ワークショップの開催やイベントへの参加によって農閑期を有意義に過ごし、多角度から活躍の機会を
広げて、地元の産業や文化を再認識する「郷育」を促進します。



